和婚には欠かせない白無垢!衣装に込められた意味や選び方とは

公開日:2023/05/15


和装の結婚式と聞いて一番に思い浮かべるのが、純白の白無垢に身を包んだ花嫁の姿ではないでしょうか。また、白無垢姿への憧れから、和装結婚式を選びたいという方も多いのではないでしょうか。白無垢は、日本の結婚式での歴史ある衣装のひとつですが、より深く知るために、白無垢が持つ意味や美しく着こなすポイントを解説します。

花嫁衣裳のひとつ「白無垢」とは

和装結婚式を選ぶ花嫁から人気のある白無垢とは、どのような衣装なのでしょうか。

格式の高い礼装

白無垢とは、着物の上に羽織る打掛のことです。結婚式の衣装として白無垢を身に着ける場合は、着物や掛下、小物一式も全て白にそろえるのが一般的です。和装結婚式で花嫁が身に着ける衣装には、白無垢・色打掛・引き振袖・振袖がありますが、その中でも白無垢は、最も格式の高い礼装とされています。

白無垢を着られる結婚式は

和装結婚式で白無垢を着られるのは、神前式・仏前式・人前式が一般的です。その中でも代表的なのが神前式です。古来から日本に伝わる神道の考えに基づいた結婚式で、神社や結婚式場の館内神殿で斎主や巫女のもとに執り行われます。神社へお参りに行く際に、白無垢姿と紋付き袴に身を包んだ新郎新婦の行列を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。三々九度や玉串奉奠(たまぐしほうでん)といった儀式があるのも神前式です。

白無垢に込められた意味

日本では平安時代から、結婚式で白い衣装を身に着ける文化がありました。その後室町時代になると、武家の娘の婚礼衣装として、白無垢の着用が確立されるようになります。白無垢の持つ白色には、婚礼衣装にふさわしい意味が込められています。

新しく生まれ変わるための色

白色は何色にでも染まる色です。そのため、武家の娘としての人生を終え、新しく生まれ変わり、嫁ぎ先での人生を生きるという意味が込められていました。近年では、「結婚して相手の家へ入る」という意識は薄くなりつつありますが、新たなスタートとして白の衣装に身を包むというのは、今でもイメージしやすい習慣かと思います。

邪気を払う色

白は邪気を払う色とされており、神事に仕える人の衣装には白が使われていました。神様のもとに結婚の誓いを立てる結婚式は、まさに神聖な儀式のひとつといえるでしょう。また、花嫁の衣装として使われる白色には、純潔という意味も込められています。

白無垢を美しく着こなすには

結婚式でしか着る機会のない白無垢は、普段着慣れていない分、動きにくかったり着こなしが難しかったりします。白無垢は伝統的な衣装ではありますが、近年ではアレンジを加えて、自分らしい着こなしを楽しむ花嫁が増えています。

ヘアスタイルにこだわる

白無垢に合わせるヘアスタイルとして最も一般的なのは、和髪です。最も格式の高い結び方は、前髪を後ろに流し、高く髷を結う「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」というスタイルです。綿帽子や角隠しのどちらを合わせるかで、印象も大きく変わります。

また、最近では、あえて洋髪のスタイルで、お気に入りのヘアアクセサリーや生花を合わせる花嫁も増えています。スタイリストさんと相談しながら、自分に似合うヘアスタイルにこだわると、白無垢の着姿全体が美しく引き締まります。

所作に気をつける

何枚も着物を重ね、帯で締める白無垢は、想像以上に重いもの。重さに負けて猫背にならないよう、背筋を伸ばしましょう。座る時は浅く腰かけて、背もたれで帯の形やふくらみを潰さないように注意します。

また、歩くときは小さな歩幅で、少し内股を意識しましょう。多くの親戚やゲストが注目する中での結婚式では緊張してしまうこともあるかもしれませんが、所作のひとつひとつを丁寧にすることで、最後まで美しい着こなしを保てます。

白無垢の選び方

白無垢は、どれも真っ白な見た目で違いがよくわからないかもしれませんが、実は素材や織り方にはいろいろな種類があります。着心地や、肌に合わせたときの印象もそれぞれ大きく変わるので、白無垢選びの際は次の選び方を参考にしながら、たくさんの白無垢をチェックしてみてはいかがでしょうか。

素材で選ぶ

天然の絹のみを使用した正絹(しょうけん)、化学繊維だけを使用した化繊(かせん)、縦糸と横糸で絹と化繊の両方を使用した交織(こうしょく)の三種類があります。それぞれの素材には特長があるうえ、レンタル料に影響することもあります。

織り方で選ぶ

生地の織り方には、緞子(どんす)と錦織(にしきおり)の二種類があります。緞子は生地の表面がなめらかになるように織られており、表面の光沢の美しさが特徴です。一方錦織は、表面の模様を刺繍のように立体的に仕立てていくので、華やかさがあります。好みに合わせて選びましょう。

柄で選ぶ

白無垢に描かれる柄は、吉祥文様という縁起のよい柄です。その中でも特に有名なのが、松竹梅です。また、牡丹や桜といった花柄があしらわれたものも、白無垢に華を添えてくれます。柄を選ぶ際には、実際に着てみたときをイメージして、後ろ姿や顔周りの柄の出方も見ておくとよいでしょう。

まとめ

清楚な印象で、花嫁ならではの美しさを引き立ててくれる白無垢は、今も昔も多くの女性から愛されている婚礼衣装です。伝統的な衣装でありながら、ヘアスタイルや小物合わせなどを工夫することで、より現代的に自分らしく着こなせるのも人気の理由のひとつです。結婚式は、一生の思い出になる大切なひとときです。ぜひ納得のいく白無垢選びをして、理想の結婚式をかなえましょう。

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