和装で結婚式を挙げる際は何を着る?和婚にふさわしい衣装や髪型とは

公開日:2022/11/15

和装で結婚式を挙げる

一口に結婚式といっても、キリスト教式・神前式・人前式などさまざまな挙式方法があります。結婚式の方式によっても衣装は大きく変わりますが、一生に一度の結婚式ですから、この晴れの日に何を着るか迷ってしまいますよね。ここでは、和装で結婚式を挙げる、いわゆる和婚にふさわしい衣装や髪型についてご紹介します。

女性は白無垢・色打掛・引き振袖のいずれか

和婚では多くの場合、女性は白無垢・色打掛・引き振袖のいずれかを着用します。

白無垢

白無垢は、打掛から小物類に至るまで白一色で統一された婚礼衣装です。白無垢はもっとも格式高い婚礼衣装で、もともとは武家の婚礼衣装でしたが、戦後になり一般庶民も着用するようになりました。

文金高島田の髪型に綿帽子や角隠しをつけた装いが伝統的です。白一色であるからこそ、刺繍や織りなど、生地の風合いが一層美しく映える衣装であるといえるでしょう。

色打掛

白で統一された白無垢とは対照的に、華やかな色柄が特徴の色打掛。掛下の上に、色鮮やかな羽織を羽織ります。

さまざまな技法によって作られたものがあり、好みの色や柄、刺繍などから自分らしい装いを選ぶことができます。挙式と披露宴のお色直しで小物やヘアスタイルを変えるだけでも大きく印象が変わる衣装です。

引き振袖

未婚女性の第一礼装である振袖のうち、一番格式高い本振袖をおはしょりせずに裾を引くスタイルが、引き振袖です。大振袖やお引きずりとも呼ばれます。

襟元や裾周りがとても華やかで、裾のふちは打掛のように綿を入れているので、ふっくらとしています。帯が外側に来るので、打掛を掛下の上に羽織る白無垢や色打掛よりもすっきりしたシルエットに。帯の結び方や小物の合わせ方でコーディネートの可能性が広がります。

和装を引き立てる花嫁の髪型

和装の花嫁の髪型は基本的に決まっています。こちらでご紹介しましょう。

文金高島田のかつら

花嫁の髪型でもっとも有名なのが、文金高島田でしょう。これは未婚女性の髪型である島田髷の一種で、かつて上流武家の女性が正式な場で結う髪型としてもっとも格式が高いものとされていました。

高い位置で結ばれたまげやふっくらとしたびんが特徴の髪型ですが、地毛で結い上げるには髪の長さや技術が必要になるため、現代の結婚式ではかつらを用いる場合がほとんどです。

かつらのサイズや髪の色などに種類があるので、自分に合ったものを選ぶためにも必ず事前に試着を行いましょう。

地毛結いの日本髪(新日本髪)

最近は、地毛を活かした日本髪スタイルを選ぶ花嫁も増えているようです。肩までの長さがあれば、びんやまげを結うことができます。

地毛で結い上げることから、とても自然な仕上がりになります。髪の長さや顔の形に応じて調整が可能なので、スタイリストと相談しながら自分らしいスタイルを探してみましょう。

洋髪

洋髪スタイルも人気です。洋髪には、お色直しの時間を短くできる、モダンな雰囲気を演出できるというメリットがあります。

和装と合わせると、どうしてもすっきりしたスタイルになりがちですが、着物の格やボリュームに負けない豪華なヘアスタイルにすることで、華やかな印象を作ることができるのが魅力です。

男性は黒五つ紋付き羽織袴・色紋付き羽織袴のどちらか

男性の衣装についても確認しておきましょう。なお和婚で男性が着用する紋付袴には新郎家の家紋を入れますが、レンタル衣装の場合、誰でも使うことができる通紋が入っていることが多いです。

自分の家の家紋にしたいという場合は、家紋シールを使うという手段もあります。

黒五つ紋付き羽織袴

黒五つ紋付羽織袴は、紋付袴の中でも最上格の第一礼装です。黒色で、背中と両袖の後側、両胸元の合計5か所に家紋が入っていることから五つ紋付と呼ばれます。

同様に5つの紋が入った羽織と仙台平の縞柄の袴、そして白色の羽織紐を合わせて着用します。

色紋付き羽織袴

黒色以外の色紋付羽織袴には白や紺などさまざまな色があり、花嫁衣裳とのバランスを見て色を揃えることもできます。

基本的に紋が入っていれば結婚式で着用できますが、黒五つ紋付羽織袴よりも格が下がることから、挙式に使えないとする場所もあるので事前に確認が必要です。

和装で結婚式を挙げるときのポイント

和装で結婚式を挙げるのなら、和装ならではの注意点があります。こちらでご紹介しましょう。

襟足は整えておく

和装の着付けには着物の後ろ襟を引き下げる「衣紋を抜く」という過程があります。花嫁衣裳の場合、首の付け根が見える程度に衣紋を抜くのが一般的です。

襟足、うなじがよく見える格好になりますので、肌トラブルなどのアクシデントも考慮し、式の5日前までにシェービングなどのお手入れを済ませましょう。

和装での立ち居振舞い

普段慣れない和装での立ち居振舞いは重要です。まず内股で、歩幅は小さくゆっくりと歩くことを徹底しましょう。

帯の締め付けやかつらの重さで下を向きがちになったり前かがみになったりしがちなので、胸を張る、目線は真下ではなく3メートルほど先に向ける、などを意識しましょう。

また、着崩れにつながる動きもできる限り避けられるとよいです。たとえば、腕を高く上げる動きなどは控えておいた方が無難でしょう。

まとめ

ここまで、和婚にふさわしい衣装や髪型についてご紹介してきました。婚礼衣装としては、女性は白無垢・色打掛・引き振袖のいずれか、男性は黒五つ紋付羽織袴か色紋付羽織袴と、男女ともに第一礼装で結婚式に臨むことになります。

伝統的な日本髪やモダンな洋髪など、髪型で自分らしいコーディネートができる一方で、和装にふさわしい立ち居振舞いも欠かせません。

和婚を検討されている方は、衣装や髪型の観点からも思い出に残る式になるような演出を模索されてはいかがでしょうか。

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